「時価総額10兆円を超えるスタートアップ」を作るのは今じゃなくてもいい

 

少し気になったツイートがありました。

 

 

この意見に対して特に怒りも悲しみも憐れむ気持ちも僕はないんだけど(おそらく僕も経営者ならこういう発言するだろうし)あえてポジションをとって語ってみようと思う。

 

 

思い出すのはスティーブ・ジョブズの名言

 

こういう少し煽った感じの発言で思い出すのは故スティーブ・ジョブズの名言
ペプシコーラ社のジョン・スカリーへ放った言葉ですね。

 

残りの人生、このまま砂糖水を売ることに費やしたいのか、
それとも世界を変えるチャンスをものにしたいか?

 

いやはや、こんなにかっこいい言葉を発せれるなんてさすがスティーブ・ジョブズだなあと思うんです。僕には言えない。仮に目の前にジョン・スカリーがいたとしたら

 

「いやー、わかるよ。その立場がめっちゃ面白いのも、求められているのもわかる。
でもこっちも面白いよ。君が必要なんだ。おいでよ」

 

みたいな発言して「は?なんだこいつ?」って思われて一瞬で終わりでしょうね。
1.5流の限界です。まあ、そんなのはどうでもいいんですけど。

 

今回のツイートの主が発言した「時価総額10兆円を超えるスタートアップ」っていうのはこういう主旨なんでしょうね。カッコいいと思います。いや本当に。経営者ならこんな発言をして、夢をみてもらって、チームにジョインしてもらうんでしょうな。

 

 

本当に外銀外コンに創造的な仕事がないのか

 

カッコいい発言なのは認めるとして、気になっていたのは「外銀外コンには創造的な仕事はない」という発言。

 

これって本当でしょうか。

 

あえていう、これは嘘。外銀外コンだって創造的な仕事はあると思うよ。
もしかしたら定義の違いだけかもしれないけど。

 

もし創造的な仕事というのが「世界にない新しいソリューションやサービスを生み出す」というのならさすがに少ないかもね。だけども、その定義が「既存のソリューションを掛け合わせて、新しい何かを生み出す」のであれば、それは外銀外コンだって出来るかもしれない。

 

僕は外コンにいたのでね、たまーに新規事業創造案件みたいなもんもやらせてもらったんですよ。
もちろん前者のような定義ではなく、後者のような定義の中での新規事業創造だけど。

 

もうね、それこそ創造の世界ですよ。

 

既存のソリューションや技術を洗い出し、市場×技術×リソースなんかの掛け算で本当にありとあらゆるビジネスを考えました。「こんなん本当にできるのかよ」と思うもんから、「案外これいけてんじゃね?」というものまで。

 

クライアントも毎度持っていくたびに「よくこんなん妄想できるな!」とか笑われながらディスカッションしてました。(寝れなかったけど)

 

辛かったけど、これ創造的な仕事の一つだと思うんですよね。
(もし定義が違ったら本当に議論にもならないんだけどね。まあ語りということで。笑)

 

 

社会人をやっていて見える「自分にとって大切なもの」

 

まあ創造的な仕事というところはさておき、もう一つ引っかかったのは「速攻で退職」という言葉。いやーこれもね、僕からしたら「もう少しいたらいいんじゃない?さすがに。」とか思うわけですよ。

 

なんでかって?

 

社会人してるとね、見えてくるんですよ。「自分にとって大切なもの」っていうのがね。特に激務で仕事をしていればなおのことなんですよ。

 

その中でもしかしたら「時価総額10兆円を超えるスタートアップを作る!」っていうのが大切な基準になるのかもしれない。今回の発言はそういう人をターゲットにしたんだと僕は信じています。

 

でもね、違う人も多いんだと思うんです。

 

東大院卒の知り合いなんて腐るほど僕の周りにはいて、マジで3徹するぐらいまで一緒に仕事していた人もいるけど、その人たちの大半は途中から言うんです。

 

「子供が大切」
「家族大事」
「自分の時間マジ最高」
「寝る時間重要」

 

ってね。

 

外コンで働いていた人で、家族がいて、子供がいる人の携帯のディスプレイみたことありますか?

 

大半ね、基本奥さんと子供の写真だよ。少なくとも僕の周りの一緒に仕事をしていた人たち、そうだったよ。(自分の周りの少ないNで恐縮だけど。)

 

 

「時価総額10兆円を超えるスタートアップ」を作るのは今じゃなくてもいい

 

とりとめのない話をして申し訳ない。てか論旨からだいぶずれた気もする。
でも僕は思うんですよ。

 

「自分にとって大切なもの」が見えてきてからでも色々遅くないって。

 

自分の中の大切なものを決めてから、新しい何かに飛び込んでみるのだって悪く無いって思うんです。

 

「若者は全員起業しろ!」っていう方いらっしゃるじゃないですか。あれも一種正しいんですけど、社長もやって社会人もやってみればいいと思うんですよ。起業だけが人生じゃないんで。サラリーマンだって立派な生き方の一つだしね。

 

奥さんがいて子供がいて家庭があってあったかいご飯が食べられる。これだって立派な人生の生き方ですよ。「時価総額10兆円を超えるスタートアップ」を目指して働いてごらんなさいよ、概ねご家族崩壊してるから。(もちろんそうじゃないところもあるけど)

 

個人的な思いとしては、ベンチャーに飛び込むなら37歳ぐらいになって「それなりに仕事やったなあ暇だなあ」って思うぐらいからがちょうどいいと思ってます。その時には、一緒にやろうとする仲間も見つかってるだろうし、ビジネスモデルも創造できるだろうし、はたまたスキルだって身に付いているでしょうから。

 

「時価総額10兆円を超えるスタートアップ」を作るのは今じゃなくてもいい

 

本当に僕はそう思います。
まあ、これは僕の戯言だから聞き流してくれればいいのだけど、僕はそう思ってます。

 

クラフトマン

 

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