年収は出来るだけあげたほうがいいよ、というお話

『「年収は上げすぎないほうがいいよ」というお話』というブログが少し前に話題になって、自分も読んだので今回はこれに関連するお話をば。

 

■元ネタ

年収は上げすぎないほうがいいよ、というお話

この記事はタイトルが少し煽り気味で、実態のところは「正確にいうと「市場の相場や今後歩みたいキャリアの相場から乖離しすぎないほうがいい」ということです。」というところでまとめているんだけど、まあ少し自分のもってる印象とちょっと違っていたので今回はブログを書いてみようと思う。

 

 

年収は出来るだけ上げたほうがいい

 

個人的には転職をする際には年収をあげるべき(キャリアチェンジをするとしても、できるだけ横にスライドする形でするべき)だと考えている。大きな理由は以下の2つ。

 

・生活レベルは下げにくい

・転職したことを後悔する

 

ピンとこない人もいると思うので、ちょっと解説してみましょうかね。

 

 

生活レベルは下げにくい

 

まずはこれ。生活レベルは基本的に下げられない。

 

転職エージェントに仲介してもらって年収低めの内定をもらったあと「一度下がりますが、そのうち上がりますから、一度生活レベルは落として、ステップとして頑張ってみませんか」とかいう話をされることがあるとおもうけど、これは鵜呑みにしてはいけない。

 

まず、給料が上がらない。

 

会社側の方針として一度採用した人はそのままの給料でステイさせたいのでなんやかんや理由をつけてあげない方向にする。上げるとしても微増であって、そんなに期待してはいけない。まあ、とんでもないパフォーマンス上げれば別だけど。

 

そして生活レベル。一度上がった生活レベルは本当に落とせない。

 

生活レベルを下げる場合に大きく変えるところは主に固定費だと家賃、変動費だと食費や飲み会などの交際費なんかだと思うんだけど、簡単に変えられるかというと多分無理。

 

新築マンション都内駅近10万円に住んでいたやつが、築20年アパート都内外れて駅から離れた7万円に引っ越せるか?外食三昧していたやつが自炊の生活に戻せるか?色んな人と飲みにケーションを繰り返していたやつがいきなり飲み会なくせるか?たまのボーナスでブランド買いあさっていたりするやつが、やめられるか?

 

生活レベルを落とすということは、基本的にそこら辺を大改革して、かつ自分の時間の使い方まで見直しをして初めてなしえることと理解しておいたほうがいい。経験者は語る、ってやつです。

 

 

転職したことを後悔する

 

で、生活レベルもあるかもしれないけど、これが一番の理由。

 

年収を下げると大なり小なり後悔する。

 

転職するときに給料を下げてはいる。最初は「やりたいことが出来るから!」と奮い立たせては入社をしてみるものの、仕事が忙しくなって、少し経つと後悔が始まる。

 

「元の会社にいれば年収XXX万だったのに…」

「前の会社のほうが時間も短くて給料もそこそこだったよな…」

「オファーを蹴ったB社のほうにしとけばよかったんじゃないか…」

 

ぐるぐるずーっと頭の中駆け回り始める。

そこで追い打ちをかけるような恋人/友人からの怒涛の一言が入る。

 

「前の会社のほうが良かったんじゃない?」

 

もうここでやられる。精神的にズタボロになる。

 

支えであった「やりたいことが出来るから!」と奮い立たせた気持ちはどこにいったのか。もう後悔しかなくなって、仕事に身が入らなくなって、パフォーマンスがあがらず、隣の青い芝を探してまた転職をし始めるのである。(そうやって転職したときは大抵失敗する。)

 

幸い自分はほとんどこういう経験がない(落としても二年目で復活させたりした)のであるが、大抵こんな感じになる。

 

 

給料はキャリアアップするなら絶対に上げる、キャリアチェンジするならスライドさせる

 

てなわけで、個人的には年収は上げていったほうがいいと思っている。

 

というか、もし同じポジションで他の会社にいくなら、役職も、年収も上げるのが基本的な戦略だろうね。だってまた人間関係を一から構築しないといけないし、色々な手間もかかる。なのでそういうところも含めて手間賃として考えて上げる。そうじゃない場合はそういう案件がくるまで頑張って耐える。我慢して耐える。

 

でもキャリアチェンジする場合は別。

 

未経験の人間を採用するときに年収下げて提示してくる企業が多いのもまた事実なんだけど、そういうときに年収を下げると、なかなか上記に記載した通り生活も困窮するし、後悔することが多い。

 

なのでその場合は出来るだけ現状の給料をスライドさせる。キャリアチェンジだから仕事内容に対しては充実することが想定されるから、それ以外のことは現状でステイさせる。そうすると後悔することが少ないと思うよ。

 

 

参考:元ネタに対する言及

 

最後に元ネタのブログで記載されているところの実例は

 

「非常に優秀でそれなりの年収をもっていて」
「ベンチャーにチャレンジしたいという気持ちがあって」
「外資系からは1,300万オファーをもらって悩んでいて」
「そのうえでベンチャーにいくチャンスを逃しそうになっている(もったいない)」

 

ということを言及している。

 

ここからは勝手な妄想なんだけど、恐らくベンチャーに内定したのがこのブログの方が仲介した内容で、外資系に仲介したのがJ〇Cとかの他の転職仲介会社だったんだろうなと思うわけ。

 

さすがに年収1300万に近い金額をポンと出せるベンチャーも少ないでしょうし、30代後半でベンチャー経験ない人を最奥するハードルも上がります。なのでどうしても年収をグッと下げてのオファーになりがち。。。

 

上記がさも当然かのように書いてあるけど、そんなことはない。

 

それなりにVCなんかからファイナンスを受けていて採用を強化している会社であれば業界やポジションによってはベンチャーでも1,300万ぐらいポンと出してくれる(ストックオプション出してくれるかどうかはさておき)

 

だから個人的にはベンチャーとその転職会社での調整がうまくいかなかっただけ、要は仲介会社がその候補者を「凄く魅力的ですよ」と売り込めなかった、それに見合うポジションを調整出来なかっただけなんじゃないかな、と個人的には思う。

 

A社に入社し、1300万に年収が上がってしまい、かつ年齢的に30代後半に突入することを考えると、ここでA社に行くこと=ベンチャーでチャレンジする、という選択を取る難易度が上がってしまいます。

 

というわけでここも疑問。年収が上がることと、30代後半に突入することと、ベンチャーにチャレンジすることは全然関係がない。

 

年収が上がろうが、年を取ろうがベンチャーはいくらでもチャレンジできる。というか個人的には「年収上げ切ってからベンチャーで求められるポジションの仕事を経験してからベンチャーにいく」べきだと思っている。

 

このブログの記載者は暗黙的に「ベンチャー=でたらめな働き方で長時間労働する=若いうちでしか対応が難しい」ということを言及したいのかもしれないけど、そんなこともない。

 

たしかにスピード感はとっても早いので体力も必要だろうね。でも、ベテランになって仕事の回し方や、色んなことの対応力は身に付けているはず。そのときに貴重な即戦力としてベンチャーに入社する(チャレンジする)ということも良いのではないかなと思うよ。

 

クラフトマン

 

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